見てある記!!!


 

H26.7.22

◎桂キャンパスの物理系校舎
 物理系(機械系)は平成25年の冬に吉田キャンパスから桂キャンパスに移転してきて1年余りが過ぎた。桂キャンパスは建物や実験設備は良い(あちこちで不備が報告されてはいる)が住環境は乏しいと言わざるを得ない。桂キャンパス周辺数kmには飲食店やコンビニはゼロで、郵便局や銀行もない。都市銀行に関しては桂駅まで出てもない。周辺地域に出かけるにしても坂道が自転車の利用を阻む。そんな訳で、朝夕の通勤通学と昼の食事時間以外のキャンパス内は人通りが殆ど無く、外部からの訪問者はゴーストタウンに迷い込んだような錯覚に陥るようだ。郊外に新キャンパスを開設した大学は、最初はどこも桂キャンパスと同じような環境にあるようだが、20年も経てば大学城下街が徐々に広がり、それなりには暮らし易くなっているようだ。しかし、京大の桂キャンパスは住居専用地域に立地するため、化学系が移転してから10年余りが経ったが周辺は微塵の変化も無く、今後も期待出来そうにないとのこと。
物理系校舎の周りには樹木らしきものは少なく、観葉植物も見当たらなくて、コンクリートに囲まれていて殺風景だ。緑と言えば屋上の苔と周囲の腰くらいの丈の雑草と藪。
 先日久しぶりに吉田キャンパスに行ってみたら、機械系の建物だった2号館の北半分(事務室や講義室)が消えていて、その場所と西向かいに在った数理の場所に跨って大きな建物の鉄骨が組まれていた。それにしても、吉田は何時でも人や自転車の往来が絶えなくて賑やかだ。桂キャンパスに較べると格段に活気が感じられる。

昼の時間帯はゴーストタウンのようだ(10:00)  物理系校舎(b棟とc棟)が右手に見える  物理系校舎の玄関(真中が自動ドア入口)
 建物内部の廊下(c棟地階)  c棟とd棟の間の通路 (この下はRI施設)  物理系校舎を東南側から(手前がd棟)



H26.7.22

◎桂キャンパスの食堂
 桂キャンパスでの食事は、Bクラスタ(インテックセンターや事務棟や福利棟)の生協食堂セレネがメインとなっていて、多くの人が昼時になるとここを目指して集まってくる。席が足らないので隣接するカフェアルテやテラス席に料理を乗せたトレイを持って移動する。カフェアルテでも食事を提供しているが、出食数はセレネの1/10程度ではないかと思われる。味に関しては、炒め物などは吉田の中央食堂よりも美味しく、メニューも吉田より多いのではないかと思う。ここのテラス席は、開店から10年近くを経ているので、プラスチックス製の椅子が紫外線によって劣化して白い粉をふいていて、着席すると黒い衣類は白い粉で汚れてしまう。在学者はこの椅子を使わないのだが、そんなことを知らない桂キャンパスを訪問した人達が被害者になる。生協に改善するように要望したら、大学が管理する備品なので買い替えも廃棄も出来ないとのこと。
ここ以外での食事は、Aクラスタ(化学系と電気系)にベーカリーカフェ リューヌ、ハーフムーンガーデン、生協の売店。そしてCクラスタ(地球系・物理系)の物理系校舎内に小さなカフェがあるが、人気がなくいつもガラガラだ。もうひとつちょっと高めのレストランもBクラスタにあるが、ここもあまり利用されてない。桂キャンパスの周辺には、吉田のような飲食店は皆無なので、生協食堂を利用しない人は弁当持参者が多いようだ。
 桂の生協食堂で違和感を感じることがある。それは近所の住民が混んでる生協食堂に食べに来ることだ。特に学校休みになると家族連れで訪れて、子供が食堂内を走り回る。吉田の中央食堂でも業者の人や中高生や観光客が食事をしていても何ら気に障ることはないのは、それは目的が京都大学であるからだ。しかし、桂での近所の住民は、目的は京都大学ではなくて、先住民の特権とばかりに空腹を満たすことだけだ。生協の経営を考えるとこれも仕方ないのかもしれないが、出資している生協会員の我々は何なのかと。

カフェテリア セレネ(生協メイン食堂)  カフェテリア セレネのテラス席 カフェアルテ(軽食や宴会場)



H24.4.25

◎中央食堂リニューアル
 平成23年8月から工学部8号館の耐震補強工事が始まり、その地下に在った生協の中央食堂もリニューアル工事が同時に行われ、平成24年4月9日にリニューアルオープンとなった。一言で感想を言うと「綺麗にはなったが良くはならなかった」。入り口は以前と同じ2箇所と8号館の館内からも降りられるようになった。メニューは以前のようなサンプルや写真は無く(その後に写真が掲示されるようになった)、液晶パネルに表示されるのだが、5秒おき位に画面表示が変わって、メニュー全部を表示するには10数秒かかるため、メニュー画面を見る人は誰もいない。メニュー数は出食スピードを上げるために半分以下(日替わりもなし)に削減された。従ってカウンターに並んでから、その場で数種類の主菜から選ぶことになる。先が見えない2列縦隊(丼と麺類、主菜)でカウンターに並ぶのだが、注文するのも一人ずつ、受け取るのも一人ずつなので、処理能力が以前の半分以下になっており、11時50分頃になると数十mの長蛇の列が出来る。出食処理速度が遅いけれど、反面レジは比較的スムーズで、座席数もそれなりにあるので席は比較的空いている。間取りは南側が全面テーブルスペースに使われ、北側は厨房とレジと生協控室、それに加えてトイレとエレベータが新設された。耐震補強工事の間は弁当で過ごしていたので、やっと食堂が利用できるかと喜んだのも束の間、メニューの少なさにがっかりだ。

 メニューはサンプルや本物ではなくパネルで  左側が丼物と麺類で右側が揚げ物やご飯類  以前の窓側(南側)の席がこのように



<西から>平成24年8月27日 桂キャンパス物理系(機械系)校舎新築工事の進捗状況
左の半分だけ見えてるのがB棟(地上4階建)、真中がC棟(一部地上4階建、一番右がD棟(地上2階建)
正面中央に見える部分が玄関になり、事務やカフェテリアが入る

<南西から>住宅地域のため、低層階を余儀なくされるため床面積が十分にとれない。一番右の建屋は1階建て



H24.2.3

吉田神社節分祭
 毎年、卒論・修論lの締め切り(今年は2/6)が迫る頃に吉田神社の節分祭があり、追い込まれて忙しい中にもホッと出来る瞬間ではなかったでしょうか。
 吉田神社は古く、859年を起源として1150年余り続いた由緒ある神社と言える。吉田(卜部)兼倶(よしだかねとも)が神職に就いたこの頃に、全国の八百万の神が祭られている「大元宮」が造営(1484)され、建物は八角形の珍しい形をしていて重要文化財に指定されている。吉田神社の名前もこの辺からきている。逆に境内で一番新しい神社は「菓祖神社」で、幼稚園の左手奥に在り、創建は昭和32年となっている。奥まった寂しいところにも関わらず、節分祭にはお茶と菓子が振る舞われるので、多くの参拝客で賑わっている。
 節分祭が一昔前と変って来たことと言えば、大元宮にお参りする際に、昔は四方からお賽銭を投げ入れて合掌する人が多かったが、最近は大元宮前の厄塚(社殿内の八百万の神と注連縄で繋がっている藁縄巻きの柱)に必ず触れてから合掌をする人が圧倒的に多くなったため、触れる順番待ちで大元宮の外まで長い列が続くようになった。知らない人は柱を支えるハの字に張った綱を神社の鈴や銅鑼の感覚で左右に振っている人もいて、前の人がそうすると後ろの人も同じように綱を振っていた。今年は長い列の順番を待ちきれなくて、禁じ手の順路を逆行した右側出口から入っていく人があり、数人が違反をすると後の人もそれに続いてしまい、どうにも収拾がつかない混雑になっていた。
屋台のほうは昔ながらの大判焼きやベビーカステラ、お好み焼きやたこ焼き、そばや甘酒、干物やイカの焼き物、輪投げやスマートボール、キャラクターもの、おみくじや占い等は今も健在だが、近年増えたと思うのが肉類だ。ドネルケバブ、唐揚げ、モツや牛筋の煮込み、肉巻き等、どれも匂いが強烈である。 今年は屋台がちょっと少なめで、空きスペースが所々あったが、歩きながら数えてみたら291の屋台が出ていた。京大の周りには屋台出店者の車が並び、京阪神域のナンバーもあるが、北九州、広島、姫路、尾張等の4tアルミバンやキャンピングカーも多く、遠方からも集まってきているのが分かる。

東一条通り これから参拝に向かう人々
右側が時計台本部
参道石段から振り返り見る
左手のスロープには寄付を募る人々が列をなす
福豆(200円)を売る若い女性
昔は、どの女性から買うか迷ったものだ
 本殿前の本宮鳥居 高く積み上げられた神札の外におみくじを結ぶ人
23時からの火炉祭で炊き上げられる
夜の大元宮  正面のハの字に張った綱に
支えられた塚柱



H23.8.19

時計台周辺
 正門の東側に自動車専用の入口が整備され、それに伴いシャトルバス待機場も出来た。庇が付いたバス停のようなものまで完備している。吉田⇔宇治間は、以前には大学所有のマイクロバス(バス運転手も京大職員)があったが、今年からはMK観光バスとの契約に代わり、一日6往復している。
一方、吉田⇔桂キャンパス間は、今年から3台の大型バスでの契約になり、一日11往復に増便された。桂キャンパスのバス代だけで年間数千万円の出費があり、これが永久に続くのかと思うと重い気分になる。しかし、考えようによっては京都の経済が潤うと言うひとがいるかもしれない。

 H22年度の1年間をかけて、時計台の化粧(外壁)直しと、時計台から正門にかけて舗装の全面改修工事(数か月立入禁止常態で)が有ったのだが、完成後の印象は、何処が変わったのか分からない程度で、時計台も全く同じ(全面に足場を組んで大工事をしてたようだが)ように見える。しかし、その工事費は3億円にも上る。既にあちこちで凹みやガタがきて、一部やり直しがあったようだ。私からすれば、大金をつぎ込んだ割には変わり映えがしないとしか言いようが無い。
 折角お金をかけて表の顔を良くしたのに、肝心の正門前がとても汚い。それは、「非常勤の5年で契約打ち切り」に反対する人々の溜まり場(くびくびカフェ)があるからである。写真には写さなかったが、正門の向かって右側に工事現場みたいなカフェが在って、そして正門の柱には青い看板(全学連、以前はここも非常勤の看板があったが全学連に乗っ取られたのか)と赤い看板(くびくびカフェ)が立てかけてあり、これらが景観を台無しにしている。毎日多くの方(高校生や観光旅行者)がこの正門と時計台を背景に記念写真を撮って行かれるが、どのような印象を受けたのだろうか。

 平成23年8月10日、11日は京大のオープンキャンパスの日で、早朝から多くの高校生とその家族が列をなしていた。今年は、より多くの女子高生にテクノロジーへの興味を持ってもらうため、工学部が「テク女子」と名付けた女子高生だけを対象とした特別企画のオープンキャンパスを企画し、先輩女子学生を交えた懇談や研究室見学会が催された。NHKのテレビクルーが、京大にこんなに多くの女性が来るのに驚いていた。確かに、構内を歩いていると京大生らしくない多くの女性を見かけるようになった。しかし、機械系の女子はまだまだ少数だ。

 工学部8号館の耐震補強工事のため、地下の中央食堂が来年3月まで閉店となった。

奥が桂キャンパス行きのシャトルバス(大型)
手前が宇治行きのシャトルバス(マイクロ) 
時計台と材料工学の間の道路 レンガブロックの
舗装路と人工石の板を敷き詰めた歩道(右)
正門前に並んで入構する高校生と親御さん
青い看板は全学連で、赤い看板は非常勤



H23.2.23

低炭素ナノデバイス創製ハブ
・次世代低炭素ナノデバイス創製ハブ拠点(東大、京大、物質材料研究機構)が、京大に開設された。
工学部1号館と旧変電所を全面改装して、およそ264坪(871.8m2)の面積に多く(主な物で70台)の装置が入った。40億円の予算だそうだ。小寺研と田畑研が運営にあたっており、事務職員2名と高度専門技術職員?6名が採用になっている。
利用に関しては、トレーニングを受ければ誰でも利用出来るようだ。利用に際しては時間および日単位で使用料(例えばFESEMは1時間で7,425円)を払うことになるのだそうだ。その金額は、工業試験場とあまり変わらないくらいの設定になっているが、京大はオペレータが居ない分割高かもしれない。設定の料金でどの程度の利用があるのか疑問である。運用が始まってから値下げせざるを得ないようになるのではと危惧する。
興味のある方は低炭素研究ネットワークをご覧ください。

工学部1号館(資源が入っていた建物)の東側の
地下と1階の7スパンを利用
旧変電所(電気系の中庭の東側)を全面改装して
全室がクリーンルームに



H23.2.23

桂キャンパスへの移転
・物理系の校舎の地盤整理が始まった。平成23年度も工事が進められ、平成24年度中には物理系(機械系等で、材料工学だけは吉田に残る)も吉田から桂のCクラスターに移転することになる。写真では広い敷地のように見えるが、実際は現在の吉田に較べれば狭い(更に吉田では8階建から4階建に)ので、その結果として材料工学が入れなくなった。先に移転した地球(土木)系が広い面積を確保したため、最後に移転する物理系に必要な面積が足りなくなってしまった。地球系の1研究室の実験室は駒井研の何倍もの広さで、複数の研究室の共同利用かと疑ったが、やはり1研究室の実験室だった。
・全体構想としてはDクラスター(情報系)まで出来る予定であったが、情報系は移転しないとのこと。桂キャンパスに移転するメリットが少ないのと、予算もついてないとのことだ。
・現在工学研究科が、化学系、電気系、工学部の事務、建築、地球(旧土木)系と移転を終えての先住者の感想は学部が吉田に残ったため、学生実験や会議等で吉田キャンパスと桂キャンパス間の移動に無駄な時間を費やす桂キャンパスが住宅区域内にあるため、大学周辺にコンビニや飲食店や商店が全く無い(許可が下りない)ので、何事にも桂駅や河原町まで出なくてはならない.
桂キャンパスの敷地が串団子状に縦に配列されて更に空間を広くとっていて、おまけにキャンパス内は坂道で自転車が使えないので、キャンパス内の移動が大変.。日中にキャンパス内を歩くと、100m先まで誰も居ないので廃墟のような感じで寂しい (昼食時だけは別)。

物理系校舎建設現場に運び込まれた重機 地盤を掘り下げる工事が始まった 物理系校舎建設予定地の西側には旧土木系(左側))と建築(右側)の建物が見える。



H22.10.7

変わったところ変わらぬところ
・京大会館 : 創立70周年の記念行事で建てられた京大会館も、その後に時計台記念館「ラトゥール」や正門横の「カンフォーラ」、そして医学系の芝蘭会館等の利用者が増え、京大会館の利用は年々減少して、7月22日に32年の歴史にピリオドが打たれた。地下にあったレストラン「このえ」も同じ運命となった。

・工学部2号館 : 機械系が永年使っていた建物である工学部2号館は、現在はエネルギー科学研究科やエネルギー変換科学専攻等が入っている。以前の工学部の4階建ての建物の多くは、その後に耐震工事が次々とされたが、2号館は昔のままの姿を留めている。

・西部講堂前の部室 : 2年前のぶらり見て歩きで報告した、鎌倉時代中世の公卿「西園寺公経」の遺構跡に新しい部室が建てられた。以前に較べれば格段にきれいで、そして地震に対しても安全な部室に変貌した。西部講堂は今も健在である。

現在の京大会館。備品や内装の運び出しを行っていて、そのトラックが横付けに。 機械系が使っていた2号館の数理側の玄関。樹木が少なくなったが、以前のように自転車が並ぶ。 東大路を隔てた博物館から見た部室。右(北側)に生協のルネがある。



H22.6.11

◎生協中央食堂
 工学部8号館の地下には、生協の中央食堂が今も現役で活躍している。工学研究科(物理系を除き)が桂キャンパスに移転したが、それとは逆に文系の研究施設が元工学部の建物(耐震工事とリフォーム)にどんどん入居しているので、学生や職員の人数は大きくは変わっていない。食堂のテーブルは少し少なくなったような気がする。昼の1時間は長蛇の列でとても並ぶ気にはなれない。生協食堂の呼びかけで昼の混雑時を避けて時間差昼食を呼び掛けている。写真は午後2時の食堂の風景で、この時間になるとかなり空いている。
 基本的には殆ど変ってないと言った方が当たってるでしょうか。因みに、ご飯はMで105円、Lで126円、LLで178円、SSは63円。麦ごはんも各サイズある。かけうどん1115円、きつねうどん210円、かき揚げうどん257円、カレーうどん394円。カレーM273円、カツカレーM367円。醤油ラーメン336円、唐揚げ冷麺399円。さんま168円。豆腐53円、出し巻き玉子63円、大学芋63円、日替わり294円。サラダバーは1g1円。生協価格の10%引きの設定はなく、誰でも同じ値段だ。
メニューの大幅な変更はないものの、1週間くらいで数品のメニューが替る。

北側の入り口から入ったところ。左側が主皿で右側は小皿のフードケース。右手前はサラダバー 丼物と麺類のメニューケース、これと同じ大きさのメニューケースがもう一つある 私も食べた「トルコライス」カレーチャーハン、サラダとんかつ、スパゲティがセットになって399円



H22.2.24

◎タリーズコーヒー
時計台の北側の地下、生協の入り口の横にタリーズコーヒーが1月15日(金)にオープンした。テーブル席も数十席有って、ちょっとした憩いの場になる筈だが、冬の寒い時期にはゆっくりコーヒーという訳にはいかないので、カップのまま研究室に持ち帰る人も多い。スターバックスよりちょっと上層客をターゲットにしているそうだ。お値段は¥290〜。カフェラテ¥320〜。アップルパイ¥230。営業時間は8:00〜20:00。京大へ来られた時にちょっと一息入れるには手頃な場所になるのでは。
独立行政法人になってからは、旧教養にローソンが出来たりこのタリーズが出来たりと、生協にとっては辛いのかも。そう言えば、生協のパソコンコーナーが大幅に縮小され、パソコンやプリンター等の現物が全て無くなり、小物が少しだけ置いてあるだけで、サービスカウンターだけになった。

タリーズコーヒーの正面 サンドイッチやケーキも



H21.11.20

◎11月祭
恒例の11月祭が11月20日〜11月23日の日程で行われた。久しぶりに、昼時にカメラをぶら提げてメインストリートをちょこっとだけ歩いてみた。途中に、着ぐるみ連中のなかに混じって黒白のメイドの格好をした女子学生が居たので、このホームページにと思って写真を撮ろうとしたら、「撮影禁止と書いてあるでしょう」と言われた。私にはそんな趣味は無いのに...

時計台の東側 旧教養正門入ったところ 旧A号館北側
旧教養正門入ったところ 吉田グランド 吉田グランド



H21.04.03

◎大学の石垣
毎日通り過ぎている歩道だが、その横には大学と外を隔てる石垣がぐるりと巡っている。
全学的には塀を取り除くか、或いは極めて低い塀に変更されつつありますが、本部構内は以前のままだ。
改めて石垣を見ると本部構内南側の石垣は、実に手が掛かっていて(切り込み接ぎ)、見てても味が有る。以前石垣問題が勃発しましたが、ここの石垣を残すことは意義が有る。
一時期工学部総合校舎建設で石垣を撤去して工事用通路を確保し、工事終了後石垣を元に戻したが、技量が低いのが見てとれる。
本部構内南側、吉田神社参道の北側の石積みは、近代の城郭にも使われた頑丈な積み方で、京大のこの石垣も微動だにしていない。他の部分の石垣は突出しが有ったり、隙間が開いたり、き裂が走ったりしている。
出来ればこの石垣だけは永久に残してもらいたいものだ。

本部構内南側、吉田神社参道の北側 (切り込み接ぎ、亀甲接ぎに近い)
本部西側 (谷積み)き裂が走り易い モルタル詰 吉田グランド北川 (押し込み接ぎ)モルタル詰 本部東側 (乱積み)モルタル詰



H21.04.03

◎今、新年度になって、京大は新入生と、新人を獲得しようとするクラブやサークルの学生でごった返している。一年で一番活発な時期と言えるのかもしれない。

6号館と時計台の間 6号館から西方向 自動車進入口から時計台を

・今年の入試時に、寒い建物の外で試験が終わるのをじっと待ってる母親を沢山見かけました。母親の悴んだ手には子どもと食べる昼の弁当が握りしめられ、不安そうに地面を見つめられているのが印象的でした。中央食堂にも一目で母親と見受けられる人が、時間を持て余して疲れた表情で座っておられた。
3月24日に学士の卒業式が体育館で行われたが、一家総出と言う感じの家庭は年々増えているようです。
4月7日に行われる平成21年度の入学式は、そういう増え続ける父母のために、今年は京大を離れ、京都で一番広い京都市勧業会館の「みやこめっせ」で、父母も参列できる入学式が行われる。

・新年度は学生だけでなく教職員も新採で入ってきます。
私達の技術職員(技官)はだんだん定員削減の集中攻撃を受け、現在の定員は往時の1/3になってしまいました。機械系は、研究室配属の技官が少なく工場に集中してたから、著しく減少させられ今は虫の息になっている。京大の工学部技術職員数は全国で一番少ない(対教員比で)状態になってしまい、他大学からはかなり強い非難(京大はあんな少ない人員でやってるではないかと比較)を受けています。逆に京大の事務職員は他大学に比べ多い部類に入る。

近年採用される技術職員は、採用時のハードルが高くなり高学歴化の傾向が強くなってきている。数年前は、国立大修士卒が新規採用技術職員になったので驚いていたが、最近は博士号を持った人が次々と入ってきた。今年の新採工学研究科の技術職員(3名)は、一人は京大博士課程を出た人で、もう一人も京大の博士課程を中退して技術職員になった。これは就職不況の影響と考えてよいのか、戸惑いを感じる。社会のシステムが狂って(変化して)いるとしか思えない。



H20.11.11

◎インターネットで見て歩き
以前にも首都圏でGoogle Mapが精細になって、航空写真で10cmのものを見分けられるようになったと言っていた。
首都圏の一部ですが、Google Mapの「ストリートビュー」は実際のカメラで道路を走りながら撮影した静止画像が見られるようになった。
一度も行ったことが無い所でも、ストリートビューを見ることによって、旅行の疑似体験をしたような錯覚を覚える。
また、住所さえ分かっていれば、誰々の家がどこに在って、どんな家かが見られる。汚く小さい家で、車の車種も古いということまで分かってしまうのはプライバシーが無くなってしまうようで、ちょっと怖い気もする。
残念ながら、京都大学のあたりは空白地帯で、今出川通りしかデータはありませんが、それでも懐かしい店等が見られる。



H20.7.8

◎百万遍の交差点、南西角にはかって第一勧業銀行やみずほ銀行がどっかと構えていましたが、現在はドラッグストアのダイコクにとってかわられている。
これは単に店子が変わっただけではなく、これからの世相の一端を垣間見るような気がする。
京都でのダイコク出店は4店舗目だそうですが、ここ万遍店は積極的に学生との関わり持つような運営をするそうです。1Fはドラッグストア、2Fは100円均一ショップ、それに喫茶店が入る。
もう一つダイコクがサポートする、学生バーが出来る。これは設計から内装、そして運営も現役学生(工学部3回生の小杉君が主)だけで行う。高級感はあるが値段は手ごろで気楽に入れる店を目指すそうだ。
ダイコクは家庭教師の斡旋も行うようで、それだけでなく京大生の就職先(自社だけではなく他社へ)の斡旋もするようだ。
ダイコクは、学生バーの経営が上手く行ったら、京大生の起業支援に本格的に乗り出すようだ。
空いている3階のスペースを何に使うのか気になるところだが、開店後に京大の学生が多く屯するようになったら、ダイコク店舗でバイト(1,200〜2,000円)、家庭教師のバイト(2,500円以上)、そして就職はダイコクを通して、ちょっとお金が貯まったらダイコクから起業家に、何て事になるかもしれない。

郵便局側から見た建物全景 開店が予定より遅れているが皆何だろう?と 現役学生を取り込もうと必死のPR

 
 

H20.5.8

◎連休に、大阪と京都の府境に位置するポンポン山に登ってきました。何十年振りかのポンポン山で、近くて手軽な山のわりには結構楽しめました。通常のコースガイドでは向日市の西国20番札所の善峰寺、もしくは高槻市の天台宗神峰山寺を起点終点にするのが一般的ですが、バスを降りてからのアプローチがちょっと長めになる。私は車で本山寺の駐車場をベースにポンポン山への往復登山をしたので、ちょっと散歩気分の2時間半くらいで登山出来た。本山寺の駐車場は参拝者用なので、登山時には本山寺経由でお賽銭をあげて参拝してからポンポン山へ。
山頂に登ると、半数の人が山名の如くポンポン音がするかと飛び跳ねる。昔は木が生い茂っていたので山頂からの眺望はあまり利かなかったが、最近不法者(法的には)が山頂周辺の木々を伐採したため、京都方面(京都タワーや京都ホテル)や大阪方面(林立するビル群)を遠望することが出来るようになった。何時まで眺めていても飽きないため、山頂で弁当を食べて1時間以上居座る人が多い。

毘沙門天の本山寺 賑わうポンポン山の頂上(678.9m) 不思議な雰囲気を醸し出す登山道

 数十年前の登山道は若者が多かったが、その後は高年齢化して、軽装でのお年寄りパーティの遭難事故が何度か報道されて久しく、今もその傾向は続いている。

最近、NHKでも何度か紹介された「ノルディックウォーキング」が、若者層も巻き込んでひっそりと流行っているようだ。
ウォーキングシューズに2本のポール(スキーのストックみたいな物)で、野山を大股で軽快に歩き回るというもの。ただ歩いている時よりも両腕や上半身を使うために全身運動(+20%)になる。有酸素運動の範疇にもなり、膝や腰の負担を軽減(-40%)して肩こり解消にも一役買い、肥満防止(メタボ対策)でアンチエイジングになるそうだ。
ノルディックウォーキングは私には似合わないと思ったが、早速2本のポール(LEKI トレッキングポール、アンチショック)を買って、山歩きに使ってみることにした。登山でのポール使用は、膝への負担や疲労感を軽減して、全身運動(山歩きでは負荷が分散)にもなるし歩行の安全性も増す。
今まで年輩の登山者が持っていたのはT字型の杖で、1本だけ使用して歩行の補助としている。
私達がポールを2本使って野山を歩いていたら、新しいスタイル(ノルディックウォーキング)の若者に見られるのか、それとも足腰が弱った2本杖のお年寄りに見られるのか、それがちょっと気懸かりだ。



H20.4.12

◎西部構内の部室改築に伴う遺跡調査で、京大では珍しく中世(13世紀)の建物遺構が見つかった。
建物の柱跡や敷石、井戸の石組、瓦の破片、土師器等多数出土しました。
4月11日、一般にも公開され、TVの取材もありました。
所在地の地名の泉殿町からも鎌倉時代中世の公卿「西園寺公経」さいおんじきんつねの別邸が有力視されている。石敷遺構が建物の北西角にあたるようだ。

石敷遺構とテレビ局の取材 出土した井戸の遺構(2m余りの深さ) 土師器溜め



H20.4.11

◎4月になって、今年は入学式の日にちょうど桜が満開になったが、残念ながら雨模様で一張羅も気にしながらの式典。
3月のひっそりした構内から、一気に若々しい賑わいが帰ってきた。

散り始める桜(銀閣寺付近の哲学の道) 工学部8号館の南側 西部構内のルネ



H20.3.22

◎大学構内では、古い建物の耐震強化工事が盛んにおこなわれている。数年前までは化学系の建物の耐震工事を3年度に分けて行っていたのに、今年度は旧土木系、旧建築系、旧石油化学系その他と多くの建物で一気に耐震強化工事が進められている。
耐震工事と共の建物内部も全面的に改装されて、工学部が桂に移転した後に文系がどんどん入居している。

改装後の旧化学系南面の改装後 工事で規制される旧石油化学の東通路 耐震補強の前はこんな感じ(旧機械2号館東面)
一部の柱の外に柱を追加して強度を上げている 窓を極力小さくして強度を上げているのか 窓は全面を耐力壁にして強度を上げている

 

H20.3

◎インターネットは便利ですが、逆に振り回されることも無きにしも非ずです。
何所に行くのにもネットの地図さえ有れば目的地がピンポイントで分るのは重宝する。以前は詳細地図は都市部だけでしたが、徐々に拡張され、先日何気なく地図(Google Mapの航空写真)を散策していたらスキー場(スキージャム勝山等一部)で滑っている人が点々と見え、そして急斜面のコブが見えるので、暫く遠ざかっているゲレンデを仮想体験出来て、ちょっと得をしたような気分になった。
 
東京・大阪・名古屋等の都市部では、Google Mapの航空写真が更に鮮明になり、10cmくらいの物を見分けられるようになり屋根瓦や植栽まで見えるようになった。
防犯カメラが随分と普及してきたが、将来このGoogle Mapの航空写真並の動画を、過去に遡って見ることが出来るようになったら、犯罪捜査で威力が発揮され、防犯効果を期待出来るのではないだろうか。