諏訪神社の建物探訪
 
 参拝を終えたら、直ぐにその場を離れる人が多いかと。
しかし、社殿を構成する部材の名前(蟇股と木鼻だけでも)を知っていると、一味違った感慨深くて楽しい神社訪問に。

神社の建物には猪目(いのめ、いめ)と言われる魔除けのハートマークが多く取り入れられているので、探してみるのも面白い。

平安時代には神仏習合を経ているので、神社もお寺もほぼ同じ建築工法なので、無駄な知識にはならないかと。 

  蟇股(かえるまた)
束(つか)の装飾性を高めた
もので、拘りを持って造られる
カエルが脚を広げたような形から
  三斗組(みつどぐみ)
大斗の上に肘木と三つの斗を
組み合わせたもの
荷重分散と装飾を兼ねる
 木鼻(きばな)
木端とも、神社はこの形がきれい
植物、獅子、象、龍等をモチーフ
にされる
  虹梁(こうりょう)
虹の様に少し反上った形に唐草
模様の彫刻が施されている梁
大きく曲がった梁は 海老虹梁
  斗(ます) 
組み物の代表格
この上に肘木が乗る
  大瓶束(たいへいづか)
中央の部位が瓶の形をした束
下部の出張りは結綿(ゆいわた)
  左:撥束(ばちづか)
  右:箕束(みのづか)
箕束は建物で一つだけしかない
 上:大斗肘木(だいとひじき)
 下:船肘木(ふなひじき)
梁に架かる荷重を分散する
  連子窓(れんじまど)
木材が平行なのは連子窓
木材が直交するのは格子窓
  懸魚(げぎょ)
防火の意味で水に縁がある魚を
両側の鰭(ひれ)がセットになる
ことが多い。 蕪(かぶら)懸魚
  兎毛通(うのけどおし)
懸魚の仲間で唐破風の正面に
懸魚と両側の雲を一体で形造る
飾り金具にも猪目
  六葉(ろくよう)
長押(なげし)の釘隠しの意味も
懸魚には木製の六葉が含まれる
猪目(ハート)が6つ


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