気軽に野菜作り を楽しもう

H24.10.8 更新


 野菜作りの農業で生計を立てるのは大変なことであるが、私みたいに片手間に週末だけの世話での野菜作りで、失敗して収獲出来なくてもそれなりに楽しめたら由とする野菜作りをするのは気が楽だ。勿論美味しい野菜が収獲出来れば一石二鳥である。屋外で身体を動かすのは健康にも良いので、庭をコンクリートで固めるのではなく、野菜作りの路地に、またはプランタンでの野菜作りを楽しんでみては如何。
美味しい野菜と、健康を考えてのことなので農薬は使わないことになりますが、農薬を一切使わないとなると虫との戦いに明け暮れ、葉物野菜では虫に完敗することも多い。
また、週末だけの畑仕事では、収獲時期を逸することも多く、美味しい旬を逃してしまう。せめて2日に一度は収獲したいものである。

 

アスパラ、エンドウ、黒豆、クワイ、サツマイモ、サンド豆、ジャガイモ、スイカ、玉ねぎ、大根、唐辛子、トマト、ナス、ニンニク、ピーマン

 

アスパラ

種を播いて、そのままで3年目を迎えている。

3年目のアスパラ(4月下旬) 3年目のアスパラ(4月下旬)


エンドウ

9月下旬頃に、育苗ポットに種を3粒づつ落として、その上に土を覆う。11月下旬頃になると10cmくらいまで伸びてくるので、畑に植えかえる。蔓性なので竹で支柱を作り、荷造り紐で支柱に括る。20〜30cmに伸びてきたら熔リンを追肥する。

育苗ポットで発芽した苗(12月初旬)  エンドウの花(5月中旬) 蔓性なので竹でX状の支柱を
立てる
まだ実が小さく平べったい(5月下旬) これくらい太れば収獲時期
(6月初旬)


オクラ

オクラの白い花と実(8月下旬)


キャベツ

       
   定植後間もなく(10月下旬))    


黒豆

大豆や黒豆も、種を播くと鳥に食べられてしまうことがあり、また、漸く実ったと思ったら猿に食べられてしまう。

6月初旬


クワイ

クワイは畑で栽培するのではなく、水が張ってある田圃になる。手軽には火鉢や一斗缶等でも栽培できる。田植え時にクワイを土の中に植えておけば、水さえ有れば徐々に成長して、土中で増えることになる。秋になったら水を抜く。収獲は、土より上の部分が枯れてから、備中と言われるもので、土と共に掘り起こすと、一番底にクワイがある。

クワイを植えて1週間(6月初旬) 水面上に顔を 大きく育つが未だ水を引き込む


サツマイモ(鳴門金時)

5月中旬頃に、25cm程の蔓の苗を植える。畑に肥料は要らない。蔓を立てて植えると大きなサツマイモ(1kg程)が1個程度収獲出来、蔓を横に寝かせて植えると程良い大きさのサツマイモが5、6個程度収獲出来ので、普通は横に寝かせて植える。
蔓が長く延びてきたら、その途中から根が伸びてくるので、半月に一度くらいは蔓上げ(蔓を持ち上げて途中の根を引き抜いてしまう)を行う。

 
蔓を寝かせて植える(5月中旬) 葉っぱが生い茂る(9月初旬) 鳴門金時の収獲(11月中旬)  太り過ぎたサツマイモ(大きいのは2kgを越える、2Lのペットボトルより大きい)


サンド豆

4月中旬〜、V字型になった溝に30cm間隔で種を3粒づつ置いていき、上に土を覆い被せる。芽が出て20cmくらいの高さになったら支柱を立てて蔓を巻きつける。故意に逆に巻きつけても、一日二日で必ず右巻きになって登って行く。

双葉が成長(5月中旬)



紫蘇(シソ)

紫蘇(9月中旬) 青紫蘇(9月中旬)


ジャガイモ(男爵、メークイン)

3月中旬に、ジャガイモを芽が2個くらいになるように、3〜5分割になるように包丁で切る。切った切断面はそのまま植えると腐るので、草木灰をたっぷり塗して植え付ける。一個ジャガイモから多数芽が出てきたら、そのままにしていると細い幹になり倒れやすく、実も小振りなのが多くなるので、1、2本になるように新芽を間引く。

複数の芽を欠いて1本に
(4月下旬)
成長の盛り(5月中旬) ジャガイモの花(5月下旬) 男爵 メイクイーン


スイカ

5月に苗を植えて、蔓が伸びて、やっとスイカの球が大きくなって、そろそろ食べごろだと思った頃には何時もカラスにやられてしまい、なかなか人様の口には入らないのが現状です。

蔓が伸び始めた(6月上旬)


玉ねぎ

11月初旬に玉ねぎの苗を15cm間隔くらいで植え付ける。

苗をマルチに植え付けた
(11月下旬)
これから太る(5月中旬) このように紐で縛って吊るして
保存する(6月初旬)


大根(青首)

8月下旬に、冠水したV字型にした溝に種を3cm間隔くらいで落としていき、その上に土を1cmくらいの厚さで覆い更に冠水する。丸い葉ではなく大根の双葉が出た頃に第1回目の間引き(サラダにすると美味しい)を行い、最終的に20cm間隔にする。

種を蒔いてから2週間 虫に喰われた(10月下旬)間引く前 花を咲かせて種採取用に(4月)


唐辛子(シシトウ、伏見甘長、万願寺、鷹の爪)

伏見甘長だと思う(6月上旬) 上を向いている鷹の爪 伏見甘長唐辛子(8月下旬) 紫ピーマン


トマト(桃太郎、プチトマト、フルーツトマト)

 5月初旬に苗を買ってきて、植え付ける。成長とともにアゴと言われる枝が15cmくらい伸びてきたら、それを切り取って挿し木(数日は萎れたようになるが根付けば1週間くらいでシャキッとなる)にすれば本数を増やすことが出来る。挿し木は時期が少し遅れるので収獲量は少なくなる。


アゴと言われる枝を挿し木(5月下旬) 6月上旬 花とアゴ(枝) 桃太郎(7月下旬) いろんなトマトを栽培


ナス(長ナス、水ナス)

5月初旬に、大きめの深い穴を掘り、堆肥と肥料を入れて土で覆い、その上にナスの苗を植える。

苗を植えて間もない(5月中旬) 根を張って元気に(6月上旬) 水ナスの収獲(6月下旬)


ニンニク

10月初旬に、スーパーで売ってるニンニクを買ってきて、一粒づつに分解したもの(白い皮は付いたまま)を15cm間隔くらいで植え付ける。マルチを使うので肥料を多めに。12月頃にはある程度大きな幹になるが、冬に入ると枯れたようになり、春には再び芽をだして一気に大きくなる。

マルチで、冬越し前(11月下旬) 収獲が近い(5月中旬) 収獲(6月上旬)


白菜(ハクサイ)

       
   定植後間もなく(10月下旬)    


ブロッコリー

       
11月中旬  11月中旬    


茗荷(ミョウガ)

生い茂るミョウガ 旬を少し過ぎたミョウガ(9月初旬) ミョウガの白い花


畑仕事の道具

ヤンマーのポチ ミニ耕運機
重心が低いので倒れにくい
(狭い畑では重宝する)