傍若無人の 二輪車

 H31.1.7更新

★車を運転していると、バイクの傍若無人の振る舞いに苛立ちを覚える。バイクも4輪も道路交通法を守らなければならい車両どうしである。
しかし、現状は無法と言っても良いくらい、無謀な運転をするバイクが多い。
原付免許の人は、安全とか法律違反とかの意識もなく、少々の違反は多めに見てくれるだろうとの甘い考えの人が多いのではないだろうか。中型や大型二輪に乗っている人は、苦労して免許を取っているので免許取り消しになるのは大きな痛手になるし、危険な場面にも多く遭遇しているので、無謀な運転をする人は少ないようだ。

★赤信号でも周りに人がいなければ信号無視を平然とする。特に多いのは50ccの原付バイクに乗っている人に多く、自転車の感覚でバイクに乗っている。

★車が赤信号で止まっていると、その右側の反対車線を、それがバイクの特権だと言わんばかりに何台も続いて走り抜けていく(通行区分違反)。歩行者が車の間をすり抜けて道路を横断しようとすることが多く、歩行者は反対車線をバイクが逆送して来るとは思ってないので、反対車線に飛び出してバイクに轢かれることが多い。
逆に、止まっている車両の左側の歩道をバイクで走り抜けて、停止線の前まで割り込む。

★赤信号になったら、バイクを降りて横断歩道を押して交差点過ぎたらまたバイクに跨って走り去る。合法だと思ってる人が多いが、エンジンを停止させて降車して押さないと歩行者扱いにならない。また、エンジンは停止させているが、バイクに跨ったまま自転車のように進むのも違法である。


★ちょっと昔のことですが、主婦の方が原付バイクをエンジンをかけたまま押していたところ、ちょっとした弾みで右手のグリップ(アクセル)が回ってしまい、そうなると歩くより早くバイクは前進する。そうなると手首が益々水平方向に倒れることになり、更にアクセルで加速したことになる。その主婦は何とかバイクを自力で止めようと更にしっかりハンドルを握りしめたらバイクが自分の方に倒れて、それでもしっかりハンドルを握っていたので、その主婦を中心にバイクが倒れたまま半径2mくらいの円を描くように暴れ続け、10周以上目が回るくらいグルグルと回り続けて、最後は完全にバイクが横倒しになりました。幸いけが人はなく、主婦は呆然としていました。

 


★山間部でゴミの不法投棄が多いので、道路には「車両通行止」との大きな看板を立てかけて、踏切のような遮断機が設置されているのですが、そこをオフロードバイクが列をなして通過していきます。林道の砂利道を走るのが面白いからやって来るのですが、普通に走れば構わないのですが、急激なアクセルで後輪タイヤをスピンさせながら走るので、タイヤの後方には土と砂利が跳ね飛ばされて僅かに溝が出来てしまう。そこに雨が降れば雨水によって溝が拡大され、後には大きな轍となって車の通行も困難になってしまう。
 最近は林道だけではなく、里道のような人が通るだけの細い道や、山林の中まで走り回っている。里道は幅が狭いため、バイクで走ると同じラインを通らなければならず、坂道だとタイヤがスピンして溝を作ってしまう。酷いところでは深さ30cmくらいも掘れていて歩行も困難になる。
 山林の地籍調査で土地の境界杭が打たれているが、それもバイクのタイヤで蹴飛ばされて抜け去っている。境界杭を抜いたり移動した場合は刑法で罰せられるとのこと。境界杭を移動したところで現在の測量技術ではGPSで正確な位置を再現出来ると言われる方もいるが、話し合いで境界杭を打っがあとで、そして測量士が測量する前に杭を移動(タイヤで蹴飛ばしたり)すれば大問題である。

 

★自転車は基本的に車両であるから、歩道は走れないし(一部子供等の弱者は通行可能)。自転車・歩行者通行可の道路標識がある歩道に限って自転車も通行できる。知られていないのが、自転車は歩道の中の車道側を通行しなければならないし、歩行者が居れば徐行することになっている。現実は自転車通行可であろうと通行禁止でであろうと、歩行者の間を猛スピードですり抜けて行く自転車が殆どであろう。怖い思いをしたことは誰でも一度や二度はあるだろうと察する。
商店街の道路も歩行者専用になっているが、構わずに障害物競争でもしているように自転車で歩行者の間を走り抜けていく。


★自転車は横断歩道を走行出来ない。また、横断歩道のゼブラゾーンは。自転車を降りて歩行者としての横断は良いが、自転車に乗車しての横断は出来ない。最近は歩行者用横断歩道(ゼブラゾーン)と自転車用横断通路が併設された交差点が増えて来ている。しかし、自転車用横断通路が併設されているにも拘らず、横断歩道を我が物顔で自転車が人の間を突っ走って行くのは困ったものだ。

 

★夜になってもライトを点けない自転車が多い。その当人の言い訳は、ライトを点けなくても街路灯などあるので走れるとか、ライトを点けるとペダルが重くなるとかの理由になるだろう。車両がライトを点けるのは前方を照らして明るくすること以上に、その車両の存在を周りの人や車両により確実に早く認識してもらうためである。自転車に無灯火で乗っている人は、車から自分の存在は見えてるだろうと思っているが、対向車のライトなどで全く見えないことや、発見が遅れることがある。死にたくなかったら自転車も必ずライトを点灯すべきである。

 

★交差点を通過する際、横断歩道を然も歩行者かのように自転車に乗車しながら横断し、歩行者用の信号が赤になったら然も車両のように車道の信号が赤になるまでは横断歩道を走りきる、全く身勝手としか言いようがない行動をとる自転車が大半だ。車両信号に従うなら、歩道ではなく車道を走行するべきである。横断歩道を渡るなら(ゼブラゾーンは走行禁止)、せめて歩行者用信号に従うべきである。

 

★自転車が歩道をスピードを出して、歩行者の間をすり抜けていくことが多く、身の危険を感じることが多い。最近私も、バス停でバス待ちをしていたら突然道路に叩きつけられた。頭の中が真っ白になり何が起こったのか分からないが、頭が痛いし手足も痛い。暫くして、「大丈夫ですか」との声で、自転車がぶつかってきたのだと分かったが、私はパニック状態で言葉が発せられなかった。自転車の男はそのまま走り去って行った。幸い何ヵ所かの打ち身で大怪我にならなかったのは不幸中の幸いだった。恐らく自転車の男は携帯を触ってたか脇見運転で、ノーブレーキでバスを待つ私に衝突したのではないかと推測される。